取引の対象でない賃貸物件が広告に出ている！？
不動産広告の中には、実際には存在しなかったり、取引対象ではない物件が掲載されることがあります。これを「おとり物件」とか「釣り物件」と呼びますが、要するに架空の物件です。こうした広告には、初めから貸し出す意思がないにもかかわらず、客寄せ目的で広告を出している場合と、過去には実際に募集していたものの、契約成立後も情報を更新せずにそのまま放置している場合があります。
特に前者は、故意に偽の広告を出している訳ですから、悪質なケースです。好条件の広告に釣られ、問い合わせても、「たった今、その物件は成約しました」と言って、別な物件を紹介されることもあります。業者としてはこのようにして成約件数を増やし、仲介手数料を増やす訳です。おとり広告は法律でも禁止されていますが、実際には摘発が困難なことから、少なからず存在するのが実情です。
おとり物件に惑わされない賃貸住宅の選び方とは？
賃貸の選び方としては、何よりおとり物件に騙されないことが大切です。特に気を付けて欲しいのは、条件の良すぎる物件でしょう。例えば同じ地域にある似た条件の賃貸住宅と比べ、家賃が著しく低く設定されている場合です。本当にそうした物件が存在するなら、わざわざ広告を出さなくても、空き室待ちで入居者が決まっているはずです。
架空の物件は現地案内ができないので、事前に内見ができるか尋ねるのも良い方法です。但し、中には「内見」と称して一旦、事務所に呼び寄せておいて、客が来ると「実は他にもっと良い物件がある」と、誘導する業者もいます。それを避けるためにも、内見をする時は、業者とは現場で直接、落ち合うようにして下さい。
北見の賃貸には、バイク置き場や駐車場を完備している物件があります。家賃とは別に賃料が発生します。契約する際、空きがあるか確認します。